2008年02月03日

感想:山本文緒「ブルーもしくはブルー」

動機:裏にかいてあった
人が入れ替わるっていうところに惹かれて購入


評価:★★★★☆(86/100)

書名:ブルーもしくはブルー

著者:山本文緒
1962年生まれ
神奈川大学経済学部卒業
プラナリアで直木賞受賞


内容:
入れ替わり
いやあの
心だけ入れ替わるとかじゃなくて
そっくりさんと入れ替わるっていうお話


感想:
評価点が中途半端なのは
先日評価した
チーム・バチスタの栄光(85点)よりいいと思ったから

ひとつは久しぶりのファンタジーだったからだろう
こういうファンタジックなものは好きなのだ

はじめは退屈していた
そもそも世の中に自分とそっくりさんなんているわけがないし
なんて冷ややかな視線でただただ文字を追っていた
だけど気づいた時にはおそかった
気づいたときにはもう本の世界に入っていた

文字通り
引き込まれていった


だが、ふと立ち止まる

相手は自分があこがれるような環境の人間
その人間と一ヶ月間だけ
入れ替わる約束をする
(そういう内容なのだ)

先は目に見えている

自分に置き換えて考えてみればいい
元の境遇が懐かしくなる

その結果
一ヵ月後には元通りで
今までの生活でよかった、と
ハッピーエンドを迎えることだろうと
たかをくくっていた

ぼくを待ち受けてたのは予想外の展開
一方は元の自分が恋しくなり
もう一方は今までの自分から変われてほっとしているのだ

その結果トラブルが生じる

そこから
この本に新たな世界が広がっていく

あとはいえない
この後が本当のすばらしさを秘めているんだけど
それはいえない

ぼくの言葉では伝えられないから
感動を味わいたければよんでみるといい




ドッペルゲンガーというものが少々出てくるのだが
ドッペルゲンガーというものを知っているだろうか

本体から分裂してできた影のようなもの

らしいのだが


もし
この世の中にそんな人がいれば
というか
自分の影のような人間
いうならば分身がいたら、あなたはどうするだろうか

影がいうことを聞くかとか
そういう細かい突っ込みは抜きにして考えてみると
なかなか面白いとは思わないだろうか

いうことを聞くのなら
ぼくがこうやって
ブログを書いている間に
影には宿題をしてもらうことだってできる

ぼくの影なのだから
いうことなど聞かないとしたって
そんなのがいたら
面白そうとは思わないだろうか

実はこの本は
そんな要素も含んでいる




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posted by ぽお at 22:53 | 大阪 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 感想
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