2007年10月24日

感想:東野圭吾「手紙」

動機:売れてたから



評価:★★★★★(90/100)


書名:手紙

著者:東野圭吾


内容:
兄が強盗殺人犯であるという
それだけのために
不幸な人生を送った青年の物語


感想:
現在この本は160万部ほど売れてるようです
それくらい売れてもいいんじゃないかな
と僕も思います

非常に良かったです


確かに感動もするけれど
涙の大ベストセラーでは決してない
この内容の深さあってこそのベストセラーだと思う


帯の後ろに本文よりの抜粋がある
珍しくいい一節を抜粋してくれた
「差別はね、当然なんだよ。
犯罪者やそれに近い人間を排除するというのは、しごくまっとうな行為なんだ。
我々は君の事を差別しなきゃならないんだ。
自分が罪を犯せば家族をも苦しめることになる
すべての犯罪者にそう思い知らせるためにもね。」

これだけ読んでも意味は理解できないだろう
興味をもったならば
是非とも読んでくださいな



なぜ僕がこの本がいいと思ったかといえば
ひとつに僕の知らない考え方があったから
それが上にかいた抜粋
犯罪者の親族に対する差別は当然だということ

こういった考え方をもっている人も
世の中には多数いるのだろう
作者もその一人なのだろう

若い僕は知らなかった
知らないものに触れることができてよかった


実際の犯罪者の親族や
その被害者の親族の心の気持ちなんてのは
分からない

当然だけど


犯罪加害者の親族であることと
犯罪被害者の親族であること
どちらも分からないけど
そのほんとに一面を
ちらっとのぞけた
そんな気がする

そこが良かったんだと思う


後は
大部分を占める
犯罪加害者の親族故の
社会から受ける苦痛
そこらへんの描き方

「かわいそう」と思ったらその時点で差別している
ということ


難しい問題

僕の身内にそういった人間が
現れないことを祈るばかり




自殺や殺人の
残されたものの悲しみ

僕も安易に自殺したいと
思えなくなったかも





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posted by ぽお at 18:56 | 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感想
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