2007年06月16日

感想:豊かさとは何か

動機:100円で売ってたから


評価:★★★☆☆


書名:豊かさとは何か

著者:暉峻淑子
1928年生まれ、法政大学卒


内容:
なぜ日本はお金はあるのに豊かでないのかということから始まり
自身の留学経験を元に西ドイツと比較
その後日本の労働状況や福祉をデータをまじえながら説明
最後に豊かさとは何かをまとめている



感想:
最初の2章(なぜ、日本は豊かでないのかということと
西ドイツの比較)は面白かった
残りはあまり面白くなかった

その西ドイツとの対比では
ほんとに西ドイツをすばらしい国のように描いています
が、果たしてどうなんでしょうか

例えば、西ドイツでは教育が充実していると書いています
が、日本だって教育レベルはつい最近までトップクラスでした
そりゃ、詰め込んでるだけで、面白くない事を覚えてるだけかもしれませんけどね

西ドイツがいいかもしれませんが
それをまねたからといって
日本が豊かになるわけがないですよね

だいたい、今の日本だって
欧米の影響を非常に受けてますから
また、真似をしたって変な事になるだけです

ただ、海外はこんな風なんだよと
新しい発見があってよかったです

そういうことを参考にしつつ
日本にあった形へと変化させていかなければなりませんね
これが難しいんでしょうけど


3章からは冒頭述べたように、あまり面白くなかったんですが
ほんとに、これでもかというほどに
資料を提供してくれていますが
そんなに数字ばかり並べられても・・・というかんじ


興味深いのはやはり
日本人の労働時間
日本人が勤勉とはよくいわれます

が、朝の7時に家を出て
会社にいって帰ってくれば午後の10時なんて生活はしたくないですね

今学校に通っていると
朝7時30分くらいに家をでて
4時〜6時くらいに家に帰ってくる生活です

やっぱり6時までにはいえに帰りたいですね

長くとも100年ほどの人生ですから
そんなに働いてばかりしたくないものですが

どこかの企業に勤めれば必然と
長時間労働となるんでしょうか・・・

また、久々に自分の将来について
ふと考えてしまいました

海外のビジネスマンはあまり長時間働かないようですからね
バカンスなんてものもあるようですし

日本人はただ、長い間働いているといっても
だらだらしてる時間が長いんじゃないかと思いますけどね

全ての人が朝から晩まで1日12時間?も必死に働けば
そりゃ、大変なことになりますよ

多くの人は忙しいなんていって
時間の使い方が下手なんですよ、多分
(以前読んだ本の意見を信じます)


教育についても触れられていましたが
個性を重視する教育もいいかもしれません
日本のようなつめこみ教育もいいかもしれません

幼い子に個性を重視する教育をして
ほとんどの子は好んで勉強をすることはないんじゃないでしょうか
そうすれば、必然的に学力の低下が起こり
科学化の進む社会においては問題が起こってきます
国民一人一人がある程度の知的教養を身につけていることは必須です


つめこめば、確かにほとんどの人は
小学校の算数の内容くらいは覚えているようです
だからスーパーにいっておつりで困る事はないでしょうが
多くの人は中学・高校でする勉強なんて覚えていない現実

それなのに、周りの影響で適当に勉強をして
別に勉強が好きでもないのに
なんとなく大学に行く
僕の通うような進学校であれば
とりあえずブランドを信じて・高収入を信じて
阪大や京大なんかを目指す

馬鹿な高校に至っては
勉強する気もないのに行く始末


日本の義務教育はその点中学までといいですよね
中学くらいまでの内容なら
まだ少しは社会においても役に立つ

が、なぜか
義務教育でもないのに
大学まで進学する生徒がほとんど
ここに問題があるんでしょうね

これは、社会の問題ですが
大学出てないと就職先が少ないですからね


だから小学校はつめこんで
中学は個性をなんてのがいいきもするんですが
個性って年とともになくなるんですよね

難しい問題ですね




福祉の問題について
この本実は1989年出版で
その頃に日本の福祉はダメと指摘しているわけですが
最近になっても
国民年金だか厚生年金だかで
ぐだぐだともめてる始末

政治家なんてのも、やっぱりほとんどの人は自分がよけりゃいいんですよね


そんなことはどうでもいいんです
期待するだけ無駄です

ここで日本が福祉に力を入れてない理由に着目したいのです
それは端的にまとめるならば経済の発展のためといったところです

確かに、思えば日本はそういう部分に力をいれている節があります

無駄な公共事業
あれなんてほんとに建設業者のためだけですよね
それから法律なんかも
企業優先のが多いです
天下りのためなのかもしれませんが

ふと思ったのはたばこ
日本はたばこが危ないですよという表示が
外国に比べるとあまり強くありません

これもたばこの企業を守るためなのかななんて思っちゃいました
「たばこは有毒、たばこはだめ」と国がもっと力をいれれば
たばこ関係の会社は業績が悪くなり
日本の経済が悪くなりますからねぇ・・・

だから公害とか過労死とかこの間の石綿にしたって
被害者を粗末に扱うんでしょうね

もう日本はどうしようもない気もしてきちゃいました


最後に
1989年とバブル崩壊前に書かれた本でしたが
それからバブルが崩壊して
ずいぶんと経済が立ち直ってきて
「日本の豊かさ」はちっとも進歩していない

その当時から、こんな指摘をしてくれている人がいたのに

じゃあこれから
日本が豊かになることなんてあるんだろうか

僕は将来海外に住みたいと思ってしまいました




他の方の感想を紹介してみます

一人目、コメントまで読んで見てください
http://blog.livedoor.jp/tsubosuke/archives/8160728.html
二人目、http://bsccmember.yoka-yoka.jp/e5784.html


結構深い本なんですねぇ・・・
あっさりと読みすぎたかもしれません



人気blogランキングへ
posted by ぽお at 23:57 | 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感想
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。