他に読む本がなかったから
評価:★★★★☆
題名:ここr
著者:夏目漱石
内容:
前半は主人公と先生の関係について
鎌倉の海水浴場で、出会ったところから
父が病気で死にそうになるところまで
後半は
父が病気で死にそうになるところで
先生から受け取った手紙
そして・少し読んで父を放り出して
先生のいる東京に向かい
後は先生の手紙の内容が100ページ以上続く
感想:
この前に読んだ漱石の作品が
「草枕」だったせいがあるのかもしれないが
それとは違いすごく読みやすかった
内容については
単純にひどい先生だと思う
親友からある女性が好きだと相談されて
実は自分でもその女性が好きだが
その事は親友には話さず
いきなりその女性の親に
お嫁さんにくださいと言い
親友のことなどほっといてお嫁さんにもらうのだから
そのことがばれて、親友は自殺って
これ、かなりひどいですよね
登場人物に名前が一人もついてないのが不思議でした
名前なんてつけないものなんですかねぇ・・・
漢文の授業でやったことが入っててなんとなく面白かった
「固より」を「もとより」とよむこととか
「即ち」を「すなわち」と読むことなど
ほんと、直前の授業でした内容で
昔の人は漢文とかも簡単に読めたのかなぁなどと勝手に妄想
構成としては後半の手紙の長さにびっくり
まさか、手紙が半分を占めるとは思わなかった
しにかけの親をほっぽりだして
もうしんだであろう先生の元に向かう主人公が
どうなるのか、この続きが気になりはする
読みやすいし
内容も「恋愛と死、友情」なんかの
よく扱われるテーマで分かりやすい
同じテーマでも現代の人が書く小説とは
違った味があってよかった
漱石を読むのなら
これがいいかもしれない
まだ坊ちゃんと草枕とこころしか読んだことないけど
以下、他の方の感想です
参考にしてみてください
一人目、同じ高校二年の人でもこれだけ差が出ます
http://elleryqueen.seesaa.net/article/6141311.html
二人目、
http://rui31ct.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/__0fcf.html



>登場人物に名前が一人もついてないのが不思議でした。
>名前なんてつけないものなんですかねぇ・・・
この指摘は鋭いですね。これに関してはいろんな批評家は同じように違和感を持っていて、漱石の意図を読み取っています。面白いのは、漱石というのは初期の作品から意図的に〈名前をつけない〉事にこだわっています。そもそもが出世作「吾が輩は猫である」の「猫」自身にも名前はありませんし、「坊っちゃん」の主人公にも名前はでてきません。
作家・高橋源一郎が「日本文学盛衰史」の中で、「こころ」の中の友人Kとは何者だったかという謎解きを書いていて非常にスリリングで面白いです。そこでは〈先生とK〉とは、漱石と漱石の身近な人物との現実の関係が暗示されています(もちろん色恋沙汰とか自殺があったという意味ではないですが)。
ところで、僕の漱石作品のオススメは「三四郎」です。機会があれば読んでくださいね。では。
坊ちゃんの主人公もそういわれて見れば
名前がありませんでしたね
いろいろとこだわりがあるんですね
それに、ただ名前がないだけで
いろんな偉い人たちが意見を言ったりしてるとは・・・
やっぱり漱石はすごいですねぇ
三四郎がおすすめですかぁ
またそのうち読んでみます
ありがとうございました